今回XREAにWordPressをインストールして判った事をつらつらと書いてみる。
<自動インストールのWordPressは4.4>
現在XREAの自動インストールで導入されるWordPressはVer4.4で、インストール後にバグやセキュリティ対応のため最新版への更新が必要になります。出来ればWordPressの公式サイトからパッケージをダウンロードし、ローカルで解凍した上で、FTPソフトでアップロードする方が良い。(圧縮ファイルをそのままアップロードしてはいけません)
<MySQLのDB作成時にあわてない>
MySQLでのDBの作成は簡単。焦らずゆっくりやれば問題なく作成できる。反応が無いように見えるからと作成ボタンを何度も押すと誤動作の原因になるので絶対にやってはいけない。でもたまにサーバーの不具合に当たってしまうケースもあるので不具合への対処に関する情報収集は必須。
<WordPressで「テーマ」を設定しても崩れがち>
サイトの外観を設定する「テーマ」によってはXREAの自動広告挿入機能との相性でレイアウトが崩れる。
WordPress.orgが提供している「Twenty Fifteen」は左サイドのブロックが下にずれる。「Twenty Fourteen」はXREAの広告バナーがトップメニューの下に隠れる。こうなっちゃうものはどうしようもないよなぁ・・・。
<画像やファイルのアップロードに失敗する>
これについては別記事でも書いていますが、WordPressインストール時にパーミッションが正しく設定されない(もともと変更しない?)ため、アップロード先のフォルダに保存できないのが原因のようです。「wp-content」フォルダと、その中の「uploads」フォルダのパーミッションを「757」に変更しましょう。
<無料版XREAとWordPressの相性は・・・?>
無料版のXREAにWordPressを導入した際、前述の不具合が大抵の場合起こります。また場合によっては管理画面が誤動作し作業できない場合もあります。それらに対処するためにコードの改変や.htaccessの作成が必要になりますが、WordPressのテーマやプラグイン等の場合、書き換えるファイルがそれぞれのプロダクツによって異なっているため、どのファイルを書き換えればいいのか判り辛い状況になります。初心者の方では対処しきれない場合も多いでしょう。
それでもXREAのサポートが充実しているなら何とかなるかもしれませんが、新規入会時にリンク切れのURLをそのままメールしてくる運営さんでは、それも望めないでしょう。
結局、色々試してみた結果「無料でWordPressを使いたい人は他のレンタルサーバーを利用した方が余計な手間が掛からない」のでは無いかと。
HTMLファイルのbodyタグを探して広告バナー禁止のコードや広告挿入用のHTMLを追加する程度なら問題ないと思いますが、「.htaccess」の追加や改変はちょっとリスクが高いです。
XREAは今後も利用しますが「HTMLファイルと自作のPHPのみで運用しよう」と考えています。